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フィリピン証券市場の”キーになる産業”とは?

2018年 7月20日

島守 統之

証券関連

こんにちは!
Zen 専属アナリストのピオです。
 
先週は、フィリピン国内の巨大企業を
ご紹介させていただきました。
 
そちらのリストを見てみると、
全ての企業が『 3つの産業』に集約されています。
 
それは、
:不動産業
:銀行業
:消費財
の3つになります。
 
それらの大企業の時価総額をまとめた表が
下記になります。
 

実際にこちらの3産業がTOPにいる事が
見えてきますね。
(特殊な形態の会社は除外しております)

現在、発展中の経済や
高年齢労働従事者の人口比率などから考慮すると
これらの産業が市場で大きな地位を占めることは
決して偶然ではありません。

これらの産業は昨今のフィリピンでの
高いGDP成長率から最大の恩恵を受けています。

そして、フィリピン株への投資を検討する際に
『3つの産業』は無視できません。

では、これらの産業の詳細を知り
なぜ?最もGDP成長率の恩恵を受けれるのか?
を考えていきましょう。​​​​​​​


【不動産産業】

現地の経済発展を支える上で
重要な役割を果たしているのが
ー商業施設
ーオフィス
ー居住施設
ー工場
などで、こちらは現地経済発展の
エンジンのような機能を果たしています。

コチラの産業での合計時価総額は
『795.5憶フィリピンペソ』になります

そしてなんと!!!
過去10年間の年間平均成長率(CAGR)は
15.92% となっています。

そして、今後の10年間は
さらに成長されると見込まれています。

例えば、今後の土地開発の点において
注目されているのはマニラです。

国の首都圏であり、オフィスとして
活用されている空間は年次 4%で増えています
そして、特に不動産価格が上げているのが
富裕層向けのラグジュアリーな住居用施設で
こちらは 28%土地価格を押し上げています

一般的には、中期的に見ても
オフィススペースはこの水準を維持すると
言われています。

これは、『BPO』と呼ばれる
ビジネスプロセスアウトソーシング部門が
年次9%の割合で成長すると予想されているためです。

さらに言うと、中心街で雇用されている人々は
自身の職場に近い住居を
今後取得していくと予想されています

海外フィリピン労働者(OFW)の送金が
前年比で8.4%増加した事も不動産産業が
今後成長していく事を予想できる材料です。

そしてフィリピンの不動産業は
ーSMプライムホールディングス
ーアヤラランド
に長く支配されてきました。

最近では
ーメガワールドコーポレーション
ーロビンソンランドコーポレーション
ービスタランドアンドライフケイプ
というような企業も追随してきていますが
SMPHとALIは2大企業としてリードしていくと
多くの人が予想しています。​​​​​​​


【銀行業・金融業】

BSP
(Bangko Sentral Nil Philipinas フィリピン中央銀行)
は今後ー国際基準であるバーゼルⅢ-を
適用するとの発表を受け、
自己資本比率などの高水準化が求まられるようになり

一部、中小銀行へ対しての風当たりを
懸念する声もありますが
銀行部門は今後拡大すると予想されています。

ローン部門は年次16.4%の成長を遂げており
平均的な自己資本比率は2017年発表で15.7%と
健全な数字になっています。

この健全な数字から見てみると
商業的な貸し出し行為(Lending案件)から
マイナス影響が出ても、管理可能な影響である事。

そして、この水準は国際的な基準に照らしても
安定的であるという評価を得ています。

格付け機関は、今後の経済成長を背景にした
消費者需要の増加によって、
金融業は成長すると分析しています。

現在の経済発展を背景にし、
また、安定的な外国からの送金により
今後はローン需要がのびる事でしょう。

国内最大の3銀行は
ーSM´s BDO
ーフィリピン島銀行 Philippine Islands (BPI)
ーMetropolitan Bank(メトロバンク)

この業界は競争が激しくこちらの3社は
常に上位を入れ替えて競っている
健全な業界であると言えます。​​​​​​​


【消費財】

最後に、当該国の消費財関係の株価は
個人消費と家計支出に
大きく影響を受ける部門です

民間消費は、OFWの堅調な送金の成長によって
支えられてきていましたが
最近では、インフレ率が急激に上がったことにより
消費者の消費を鈍らせるのでは?

という懸念がありました。

ただし、5%という低い失業率は
消費支出を引き上げており、
2018年、第1四半期の時点で
1.54憶フィリピンペソとなっています。

こちらの業界のトップは

ージョリビーフード
(国内で最大のハンバーガーチェーン
最近では、国際進出も果たしている会社)

ーユニバーサルロビーナ
ローカルのお菓子会社

ーマニラ電力

であり、これらの会社は今後の
中流階級の増加に伴い
成長していくと分析されています。​​​​​​​


【まとめ】

フィリピン証券市場においては、
先週のリーマンショック後の回復の早さなどから
海外機関投資家の影響を受けにくい

=海外投資家の参入が少ない

という背景をベースにすると、
これらの3つの産業は、
【バラ色の未来が待ち受けている】
と言える事でしょう。

では、来週は違う側面に関して
みていきましょう

来週はーリスクーの回になります。

​​​​​​​では、また来週まで!
皆様、つつがなくお過ごしください。​​​​​​​